◇民族映像文化研究所作品
『からむしと麻』
1988年/55分/自主制作
福島県大沼郡昭和町大芦・大岐
「『魏志倭人伝』に苧麻(ちょま)の名で記されている、医療材料のカラムシ。
同じ様に古くから利用されてきた麻。
第二次大戦後、それらは休息に日本中から消えていった。
福島県西部の山間地に位置する昭和村は、沖縄宮古島とともにただ二カ所の
カラムシの生産地である。そして数少ない麻の生産地である。..」
「...昭和村の人は、カラムシには「キラがある」と言う。
きらめきの意味で、光沢のことをいう。
透ける程繊細に織られる新潟県の越後上布の材料はこのカラムシで、
昭和村はその供給地であった。」 (民映研作品総覧冊子より)
『奄美の泥染』
1989年/31分/鹿児島県教育委員会
鹿児島県大島郡竜郷町・笠利町/名瀬市
「伝統的な衣食住には、それぞれの地域の風土や歴史が色濃く反映し、
さらには地域性を超えた人間の資質の奥深さがにじみ出ている。
この映画は奄美の泥染(大島紬の別称)の製作行程を記録するとともに
その奥深いものを少しでも明らかにしようとしたものである。
大島紬は、基本的には絹の平織りの織物だが、それが泥染とよばれる技法で
染められ、緻密なかすり模様に仕上げられるところに特色がある。
テーチギ(シャリンバイ)の煮汁と鉄分を含んだ田の泥による染めの技法。
奄美の泥染の名が 大島紬の別称であるゆえんである。..」(民映研作品総覧冊子より)
平成25年 3月17日(日)
場所 ろっきゃお
住所 奈良市鹿野園町448
開場13:00 上映開始14:00より (二本立上映)
参加費1000円(定員40名・要予約)
お問い合わせ先 080-3805-3939(北村)
090-7362-6215(高橋)
*お車でお越しの場合は駐車場をご案内いたします。
予約の際に その旨お伝え下さい。
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by rokkyao
| 2013-02-26 20:19