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第六回上映会「うつわ」「遥かなる記録者への道」(終了しました。)

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5月11日(土)
*開場 18:00~
*上映 18:30より
*場所 ろっきゃお
(住所 奈良市鹿野園町448)
*参加費 ¥1.000


『うつわ -食器の文化-』
1975 年/41分/近畿日本ツーリスト日本観光文化研究所委嘱

わたしたちの身のまわりには、長い歴史の流れを受け継ぎながら
今に生きている生活文化がある。日本的なうつわ(食器)もそうである。
その源流と展開を日本全域に訪ねた。
 縄文文化の遺跡からは、大型の土器とともに、今日の椀や皿の源流と
いうべき小型の土器が出土している。
続いて展開する弥生土器、須恵器などの土の系統。
 並行して木の系統を訪ねる。
与論島ではクバの葉を鍋に、アイヌは白樺の皮を器にする。
縄文時代にすでに現れている土器と漆。そして木の器を飛躍的に
進化させた技術の系譜を受け継ぐ人々との出会い。
奈良時代に登場したといわれる手引きロクロを伝える木地師、
漆かき。輪島の塗師など。
 土と木の器は独自に歩みつつ、互いに深くかかわり合い、
今日へ展開してきた。それらを巧みに組み合わせて、日本人は
多彩な食器の文化を育んだ。
瀬戸内海の塩田経営者の家にある食器群、土佐の皿鉢料理、
会津若松の食器市などを訪ね、それらを生みだしてきた日本列島の
豊かな草木、水、土、そして日本人の生活技術に思いをはせる。
(民族文化映像研究所 作品総覧の冊子より)


『遥かなる記録者への道』 75分
-姫田忠義と映像民俗学-
私たちに、「民俗映画」を撮るという意識があったわけではない。
「人は、どう生きてきたか」ただ、そのことへの関心であった。
名もないと言われる庶民的生活者、その人たちの中に伝えられている
内的世界。私たちはそれを基層文化と呼び、見つめ続けてきた。
1961年の対馬での映画フィルムによる記録作業から今日まで、
120本におよぶ映画フィルム群、150本をこえるビデオ作品、テレビ作品が生まれた。
この「遥かなる記録者への道」には、そのなかで私たちが出会い、記録作業を続けてきた
農山漁村・離島やアイヌの人たちのこと、さらにはフランスのバスク民族、
カタロニア民族などのことが編みこまれている。
基層文化のもつ無限の深みと持続の世界。
有限である私たちがどう接するか。何をなし得るか。
私たち自身、既に出来あがり完成した記録者ではなく、絶えず模索し、
未完成であるがゆえに絶えず「記録者」とは何か、どのようにあることが
その名にふさわしいあり方なのかを問い続けている。

民俗文化映像研究所所長 姫田 忠義



*要予約(定員40名)
お問い合わせ先 080-3805-3939(北村)
        090-7362-6215(高橋)


*お車でお越しの場合は駐車場をご案内いたします。
 予約の際に その旨お伝え下さい。

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●バスでのアクセス
JR奈良駅 または近鉄奈良駅よりバス               
61番「鹿野園行き」鹿野園町下車 徒歩1分       
上映にちょうど良いバス時間は以下の通り
(本数少ないので、乗り遅れにご注意下さい)   
JR奈良③のりば17:36/ 近鉄奈良④のりば17:40  

*奈良交通 バス時刻表(近鉄奈良)はこちら



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by rokkyao | 2013-05-04 12:42